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応援メッセージ

実況司会者 辻よしなり

辻よしなり

あの日を境に、多くの日本人の原発に対する考え方が大きく変わった。私もその一人だ。思い出すのは、震災直後たまたま高速道路で出くわした、外国人駐在員達が大型バスをチャーターして西へ西へと大挙して向かう避難風景。(実際に事態はその時報道されていたよりも深刻だった・・・。)
私は何を信じて、何を基準に考えれば良いのか解らなくなった。唯一の被爆国である日本が、また再び、原子力に怯えながら生きていかなければならない宿命を負ってしまった矛盾。この映画を通して、日本という国が置かれている一筋縄ではいかない難しい立場を、改めて考える良い機会となった。


『フタバから遠く離れて』プロデューサー 橋本佳子

橋本佳子

あの福島第一原発事故から5年。
今なお多くの人が住処を失い、事故の検証、対策もままならないなかで なぜ政府は再稼働を急ぐのか?
新田義貴監督はその問いに真正面から切り込んでいく。
プルトニウム保有、核兵器への転用・・・・
そこに何が隠されているのか。
ぜひ多くの人に長崎の被曝3世瑠衣子さんと共に旅に出て欲しい。


ジャーナリスト 大谷昭宏

大谷昭宏

福島原発から放射能が漏れ出したって…でもそれって、広島で、長崎で、一瞬のうちに何万人の命を奪った原爆の放射能と一緒なんだよ…。
被曝3世の女性の声に、いまさらながらハッとさせられる。
平和利用─ことさらにピースを強調するアトムの裏に、何があるのか。フクシマに何度も足を運んだ私が、ひとりでも多くの人に観てほしいと心から願う映画ができた。


エッセイスト・元朝日新聞論説委員 轡田隆史

轡田隆史

たとえば、二人の仲や、仕事に、不安の広がっている人が観たとしよう。だれにも生きる勇気を与えてくれる作品である。
『アトムとピース』は、怒りと絶望を超える、希望の光を発しているからだ。
人間として自分にできることは何か?自分にそう問いかける「瑠衣子」とともに旅に出よう!権力の傲慢・無知にも出あうけれど、そんなのは屁のカッパだ。 朗らかに闘う人の笑顔が素敵だぞ!


フリーキャスター 小宮悦子

小宮悦子

被爆三世の松永瑠依子さんはある日旅に出た。広島と長崎で原子力の恐ろしさを身をもって知ったはずの私達日本人が、なぜまた福島の悲劇を迎えることになったのか。戦後の原子力政策への気付きを経て、青森で彼女はある確信に至る。疑い、探求し、思考を続けること。旅はそのメタファーだ。静かな語り口と陰影を宿す映像が、その道のりに説得力を与えている。いのちを脅かす者と守る者との闘いに、祈りが重なってゆく。


シンガーソングライター 寺尾紗穂

原発の可能性を信じて生きてきた元官僚の老人と、核に不安を抱く被爆3世の若い女性との対話。
二つの人生。
気持ちが綺麗には噛み合わない。
けれどこの光景の尊さはあらゆる人に
目撃されるべきものだ。

フォトジャーナリスト 安田菜津紀

「日本は平和な国なんでしょ?」
海外取材でそんな言葉を投げかけられる度に、
私は答えに詰まってきた。
私たちはあの原爆の「痛み」と「悼み」を、
未来へとつなげることが出来るのだろうか?
今、矛盾している何かから背を向け続け、
取り返しのつかない方向へと進んではいないだろうか?
湧き上がる疑問の先を見据えようと、
瑠衣子さんが旅へと誘ってくれる。
彼女の視線から学んだのは、
突きつけるのではなく、二分するのでもなく、
現実をまずは心に受け止め、
私たちのあるべき生き方を”探し続ける”ことだった。
祈りの先に築きたい未来は何なのか。
映画から発せられる明日への投げかけをぜひ、
多くの人に受け止めてほしい。

エグゼクティブプロデューサー/小西晴子 鈴木欣也 プロデューサー/塩原史子 撮影/高橋慎二 音楽/上畑正和 編集/荒川新太郎 監督/新田義貴 制作/ソネットエンタテインメント AMATELAS 配給/アークエンタテインメント 配給協力/クロスメディア 日本/2015年/HD/94分/ドキュメンタリー

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